摩耗強度試験”マーチンデール”5万回以上の西陣織の椅子・ソファ張地の提供を開始

緻密な計算のもと非常に細い糸で柄を繊細に織り上げることで最高級の美しさを表現する西陣織の生地は、これまでその繊細さや金糸・銀糸などの特殊な糸を用いる技法故に耐久性が強い生地とは言えませんでした。とりわけ椅子やソファで利用する際に特に重要な基準とされる摩耗の強度が強いと胸を張って言えないことが、西陣織を椅子やソファに利用する際の大きな障壁となっていました。

そこでKYOGOは素材や織り方の研究を重ねた結果、ついに国際的な摩耗強度の基準であるマーチンデール法試験で50,000回以上の結果を出す西陣織生地の開発に成功しました。公共施設・商業施設で使用する際の基準値が50,000回超えと言われているので、その基準を満たしたことなります。

また張地として必要とされるその他の耐久性の基準も非常に良い結果が出ています(下図参照)。
それらの耐久性を、原料の糸を太くすることなく、かつ金糸や銀糸もこれまで通り用いるなど繊細な表現とデザイン性を維持したまま実現したという点では、西陣織の上品な美しさに耐久性も兼ね備えたこれまでにない張地とも言えます。

またオプションで撥水加工も可能なので汚れにも強い張地としてもご利用いただけます。

既存のCOIKIやYUIシリーズはもちろん、MiwakuやIBUKIシリーズの生地も椅子やソファの張地としてご提供できます。またオーダーメイドのオリジナルデザインの西陣織張地と製作することも可能です。

張地として提供する場合は専用の素材・織り方で製作する必要がありますので、ご注文時に「張地として利用を考えている」とご連絡ください。